日本高野連、不祥事報告書の様式変更 広陵問題での「食い違い」受け

2025/12/05 21:32 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 日本高校野球連盟は5日、学校が不祥事を報告する際の報告書の様式を変更すると発表した。広陵(広島)の暴力事案を巡り、関係者の認識の食い違いがあったため、被害者側も報告書の素案を確認した上で、異議の有無についても記載することにした。同日の連盟理事会で決定した。

 日本高野連の宝馨会長は理事会後の記者会見で「不祥事の相談窓口設置などについても、他の競技団体を参考に検討を進めている」と話した。

 広陵では今年1月に上級生が下級生に暴力を振るう事案が発生し、日本高野連は3月に厳重注意をした。今夏の甲子園大会期間中に暴力事案についての投稿が交流サイト(SNS)上で拡散されるなどし、広陵は大会途中で出場を辞退した。学校側は広島県警が1日に暴行の疑いで3年生部員2人を書類送検したことを明らかにしている。【吉川雄飛】

毎日新聞

スポーツ

スポーツ一覧>