邦人の安全確保へ在中国日本大使館が注意喚起 南京事件88年を前に

2025/12/05 21:50 

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 在中国日本大使館は5日、旧日本軍が多数の中国人を殺害した「南京事件」から13日で88年となるのを前に、在留邦人に安全確保に努めるよう注意喚起するメールを出した。

 「反日感情が高まりやすく、最近の日中関係を巡る当地での報道を踏まえ、注意する必要がある」としている。

 高市早苗首相が台湾有事を「存立危機事態になり得る」と国会答弁したことについて、中国では批判的な報道が相次いでいる。

 メールでは、現地の習慣を尊重し、言動に気をつける▽外で大きな声量で話すことは控える▽大勢の人が集まる広場や、多くの日本人が利用すると思われやすい場所は避ける▽不審な人や集団を見かけた場合は近づかず、速やかにその場を離れる――などを求めた。【北京・畠山哲郎】

毎日新聞

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