紙を食べる外来種の害虫 滋賀・琵琶湖博物館で発見 紙資料の天敵

2025/12/05 18:20 

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 紙や衣類を食べる外来種の害虫「ニュウハクシミ」が滋賀県内で初めて、県立琵琶湖博物館(草津市)で見つかったと同博物館が5日、発表した。

 同館によると、11月14日、館内の定期害虫点検の際、企画展示室などでニュウハクシミと見られる虫3匹を発見。東京文化財研究所がうち2匹を形態からニュウハクシミと確認した。資料に被害は出ていないという。

 ニュウハクシミは体長約1センチの羽のない虫。雌だけで繁殖するため、繁殖力が強く、紙資料の天敵と言われている。国内では2022年に初めて確認され、25年9月末時点で19都道府県に拡大している。【北出昭】

毎日新聞

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