大舞台で2トライ、夢は獣医師よりも… 高校ラグビーU18東西対抗

2026/01/05 15:25 

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 単独チームを編成できなかった高校の選手による「第18回U18(18歳以下)合同チーム東西対抗戦」(30分ハーフ)があり、西軍が東軍に35―26で勝利した。

 何度も力強い突破でチームに活力をもたらした。2年連続で出場し、2トライをマークした東軍のプロップ岡村徹(3年)は「少人数の中でも努力し続けてきた成果を出せた」と感慨深げに振り返った。

 見せ場は5点リードの前半23分だ。相手陣10メートル付近で、ラックから球出しを受けると、相手のダブルタックルをはじき飛ばして前進。体重112キロの巨体を揺らしながら約40メートルを駆け、トライゾーンへ飛び込んだ。前半14分のサイド攻撃からのトライに続く活躍。「1本目はみんなで取ったトライ。2本目はやってきたことが間違っていないと確信に変わった」とはにかんだ。

 父と同じ獣医師を目指し、花園出場経験のない進学校の静岡に進んだ。静岡の3年生は大学受験に備え、春先に引退する選手が多いが、岡村は活動を継続した。この東西対抗があったからだ。花園予選には合同チームで出場しながら、前年度に課題を感じたというフィジカル強化に励んだ。

 ラグビーに打ち込み、選考会などで強豪校の選手とも体を当てる中で、目標は変化した。大学では強豪校に進学し、リーグワン入りを目指すという。「今はとにかくラグビーに集中して、また獣医師になりたいと思ったら、(元日本代表WTBの)福岡堅樹さんのように(医学部に)入り直すこともできる」。大舞台で活躍して得た自信を胸に次のステージに進む。【長宗拓弥】

毎日新聞

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