末吉、菰田、織田の「ビッグ3」が再び甲子園へ センバツ
昨夏の甲子園を大いに沸かせた2年生の3投手が、甲子園に戻ってくる――。
第98回選抜高校野球大会は30日、大阪市内で選考委員会が開かれ、出場する32校が決まった。
昨夏の甲子園大会優勝校でエース左腕・末吉良丞投手を擁する沖縄尚学、身長194センチの大型右腕・菰田陽生(はるき)投手が投打でチームを引っ張る山梨学院、昨夏の甲子園で2完封の右腕・織田翔希投手がエースの横浜(神奈川)が選出された。
3人は、いずれも2年夏時点で最速150キロ台の速球を誇り、下級生から大舞台での経験を多く積んできた。
聖地のマウンドでスケールアップした姿を見せられるか、期待が掛かる。
昨夏の優勝投手となった末吉投手は、捕手のミットに突き刺さるような豪速球と高速スライダーが武器。昨夏の甲子園では全6試合に登板し、計34回を投げて39奪三振、7失点と圧巻の投球で初優勝の立役者となった。
9月に地元沖縄で開催されたU18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)には2年生でただ一人、高校日本代表に選出された。
昨秋は疲労が残る中、5試合に登板して防御率は1・06。沖縄大会を制し、九州大会は8強入りした。
高いポテンシャルを感じさせるのが菰田投手だ。
昨夏の時点で最速は152キロ。長身を生かした角度のある直球を制球良く投げ込める。
昨夏の甲子園では全4試合に先発。計16回3分の2を3失点に抑え、チーム初の4強入りの原動力となった。
新チームからは主将を担う。昨秋はけがの影響で登板機会が限られたが、主に3番打者としてバットで存在感を示した。
9試合で打率4割1分2厘、12打点。山梨大会、関東大会を制した。
並々ならぬ思いで臨むのが織田投手だ。
好投手がそろう名門で、昨春のセンバツでは全5試合で先発し、優勝に貢献。春夏連覇を目指した夏は2試合で完封して存在感を示したが、準々決勝で敗れた。
身長185センチの本格派で、糸を引くような伸びのある真っすぐに、切れ味鋭い変化球を織り交ぜる。
昨秋は6試合に登板し、35回3分の2を投げて13失点。神奈川大会を制したが、関東大会は8強止まりで納得のいく投球ができなかった。
「平成の怪物」と呼ばれた偉大なOB、松坂大輔さんと比べられることも多く、周囲の期待は大きい。
春夏連覇を達成した大先輩に続けるか。真価が問われるセンバツとなりそうだ。【村上正】
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