17年ぶりのJ1白星 千葉が紡ぐ伝統 「僕らのリズムで戦えた」

2026/03/07 19:06 

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 ◇J1百年構想リーグ・第5節(7日・フクダ電子アリーナ)

 ◇○ジェフユナイテッド千葉2―1柏レイソル●

 試合終了のホイッスルが響いた瞬間、千葉のベンチにいた全員が肩を組み、輪になって跳びはねた。

 「やっぱり勝つって最高。成長の一歩を結果として持ち帰れた」。小林慶行監督の言葉に、1勝の重みがにじみ出た。

 千葉は今季、17年ぶりにJ1へ復帰。柏とJ1でぶつかる「千葉ダービー」も特別な一戦となった。

 序盤から柏に攻め込まれたが、千葉のDF高橋壱晟は「ボールを持たれても(守備を)コンパクトに保ち、自由にプレーさせなかった。僕らのリズムで戦えた」。

 0―0で折り返すと、待望の先制点は後半3分だった。ハーフライン付近からのロングパスが入り、味方が頭で落としたボールを収めた津久井匠海は「(ゴールへの)コースが見えていた」と右足を振り抜いた。MFで先発したが、味方の負傷交代の影響でFWの位置に移り、いきなり結果を出した。

 その後互いに1点を取り合い、2―1。5試合目でつかんだ今季初勝利だった。17年ぶりのJ1勝利だが、27歳の高橋は「当時を知らないので、(特別な思いは)ない」と率直に語る。

 それでも1993年、Jリーグ発足時に参加した10クラブ「オリジナル10」の一つとして「(伝統の攻守に積極的な)ジェフのサッカーのDNAを受け継ぎ、志向している。それで勝てたのは大きい」。世代を超え、つながれてきたクラブの歴史に、新しいページが加わった。【川村咲平】

毎日新聞

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