登録ない背番号「11」 侍ベンチにユニホームが飾られている理由

2026/03/07 19:40 

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 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表ベンチに、登録されていない選手のユニホームが飾られている。背番号「11」。宮崎合宿にアドバイザーとして参加したダルビッシュ有投手(パドレス)のものだ。

 ダルビッシュ投手は右肘手術の影響で、今回は戦力としてメンバー入りすることはかなわなかったが、異例の形で宮崎合宿に参加した。井端弘和監督はその心意気に感謝の意を示そうとユニホームを贈った。だが、ダルビッシュ投手は感激しながらも「袖を通す資格はない」と固辞した。

 ダルビッシュ投手は宮崎で、投手陣を中心に、ピッチクロックなどへの対応や技術面、精神面など多岐にわたるアドバイスを送った。選手たちは深く感謝した。

 合宿を終えてダルビッシュ投手がチームを離れる際、高橋宏斗投手(中日)が個人的に「ユニホームをください」とお願いすると快諾された。自然の流れでベンチに飾ることになったという。

 高橋投手は「ダルビッシュさんがいなかったら、このチームは作り上がっていない。ダルビッシュさんと一緒に戦っているつもりでみんなやっていると思います」と話した。

 初戦だった6日の台湾戦で、ダルビッシュ投手のユニホームに注目が集まり、本人もインスタグラムで「ありがとうございます」に涙の絵文字を添えて投稿し、感謝の意を示した。

 ダルビッシュ投手は米マイアミで行われる準々決勝以降に、日本代表に再合流する可能性があり、「しっかり頑張ってほしい。マイアミで待っている」とメッセージを送ったそうだ。高橋投手も「いい形でマイアミに行ければいいかなと思います」と気合を入れている。【岸本悠】

毎日新聞

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