本塁打連発の日韓戦 「過去最強」日本打線の“怖さ” WBC

2026/03/07 22:57 

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 長きにわたり、数々のドラマを生んできたライバル同士の「日韓戦」にふさわしい、ド派手な勝利だった。日本代表の2戦目は、大舞台を知る大リーガーたちの力を存分に示す一戦となった。

 「ドカン」と聞こえてくるようなごう音が三度、東京ドームに響いた。1点ビハインドで迎えた三回だ。

 まずは大谷翔平(ドジャース)。大きな拍手を一身に受け、1死から打席に入ると、3球目の食い込んでくる変化球にうまく反応し、右翼席へ運んだ。「良い打席になればいいなと思っていた。甘い球をいいスイングできた」と手応え十分だった。

 2試合連続本塁打のスーパースターの一発で押せ押せムードとなり、1打席目で2ランを放っていた3番・鈴木誠也(カブス)が続く。今度は思い切り引っ張って左中間へ放り込んだ。

 締めくくりは4番・吉田正尚(レッドソックス)で右翼席へ特大の一発を放った。圧巻の本塁打攻勢で、劣勢ムードだった場内の雰囲気を一変させた。

 前回大会は故障で辞退した鈴木は「チームが勢いに乗れるようなバッティングができた。最高の結果。打ててほっとした」と胸を張り、吉田も「翔平、誠也に続いて打つことができて良かった」と振り返った。 

 七回の勝ち越しも大リーガーたちの「圧力」が生んだものだ。2死三塁から大谷は申告敬遠。なお満塁となり、打席には鈴木。相手投手は制球がままならず、鈴木は押し出し四球を選んだ。一発の恐怖が頭にあっただろう相手は、まともに勝負しづらかったに違いない。

 歴代最多8人の大リーガーをそろえた今回の日本代表は「過去最強」の呼び声も高い。中でも打線は、1番の大谷を筆頭に6番の村上宗隆(ホワイトソックス)まで6人中5人がパワーを持ち味とする大リーガーだ。

 この日は6失点と投手陣の不安は拭えないが、それを十分にはね返せるだけの力を、日本の打線は持っている。【牧野大輔】

毎日新聞

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