3敗対決制し難敵といざ楽日決戦 熱海富士「3度目の正直」なるか

2026/07/25 20:45 

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 ◇大相撲名古屋場所14日目(25日・IGアリーナ)

 ◇○熱海富士 押し出し 獅司●

 賜杯争いに踏みとどまったのは、優勝決定戦に2度進んでいる実力者だった。新三役から3場所連続で勝ち越し中の関脇・熱海富士が、獅司との3敗対決を制した。会心の一番だったか、支度部屋には笑顔で引き揚げてきた。

 まわしを取ろうと、立ち合いで右に変化した相手に動じない。左をのぞかせ、右から挟みつけると、どっと出て一気に勝負あり。今場所10勝と好調の獅司も「悪い相撲になっちゃった」とかぶとを脱いだ。

 3月の春場所は小結、5月の夏場所は関脇で、それぞれ9勝。今場所は13日目に横綱・豊昇龍を破り、三役で初めて白星を2桁に乗せ、来場所以降に向け、大関昇進への起点を作った。

 所属する伊勢ケ浜部屋付きの楯山親方(元前頭・誉富士)は「本人は(体重が)197キロと言っているが、200キロを超えているのでは。あの体で攻められたら(相手は)考える余裕はなくなる」。巨体を生かし、迷わず前に出る相撲に徹していることが躍進の一因とみる。

 再入幕だった2023年秋場所で11勝し、優勝決定戦に進出。最後は大関・貴景勝(現湊川親方)に敗れたものの一躍脚光を浴びた。

 一時はまわしにこだわり、伸び悩んだ時期もあったが、今年初場所は12勝して2度目の優勝決定戦に進出。この時は当時は大関だった安青錦に敗れた。

 千秋楽の本割は1勝差で追う安青錦との直接対決が組まれた。ここで難敵を退ければ、またしても優勝決定戦に臨む。果たして、「三度目の正直」なるか。【飯山太郎】

毎日新聞

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