履正社「R」の人文字 アルプスから消えたワケ 夏の甲子園

2026/08/11 17:23 

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 全国高校野球選手権に3年ぶりに出場した履正社(大阪)。おなじみだったアルプススタンドの「R」の人文字が、今年は見当たらない。理由は「暑さ対策」にあるという。

 ◇「重ね着が…」

 「重ね着が暑いので、今年はやめました」

 履正社の応援団責任者を務める端無(はなし)幸知教諭は、人文字をやめた理由をこう説明する。

 これまではスタンドで、校名の頭文字である「R」の人文字を作るのが定番だった。そのために生徒らが制服の上から、色の付いたTシャツを重ね着していた。

 ただ、暑さが年々厳しさを増す中、応援団の熱中症対策が課題となっていた。

 端無教諭によると、前回出場した2023年は1試合を通してではなく、一部のイニングに限って人文字を作った。そして今年は、完全に人文字をやめた。

 他に、生徒各自の判断でスタンド下の通路で休ませるなどの対応を取っている。タイミングは生徒たちに委ねているという。

 夏の甲子園では、大会本部が熱中症対策として、一、三塁側のアルプス席そばに空調が利いた臨時休憩所を設けている。

 ただ、端無教諭は「一度に入れる人数に限りがある。生徒に無理をさせないためにも、『常にアルプスにいる必要はない』と伝えている」と説明する。

 1回戦を突破した横浜(神奈川)の応援団は、ローテーションを組んで交代で涼むなどの取り組みを前回大会から始めた。連日の暑さの中で続く大会。グラウンドだけでなくスタンドでも、暑さに対応するための模索が続いている。【深野麟之介】

毎日新聞

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