FRB、2会合連続で金利据え置き 米政権関税でインフレ再燃を警戒
米連邦準備制度理事会(FRB)は19日、政策金利の誘導目標を4・25~4・5%に維持すると決めた。トランプ米政権の関税引き上げなどで物価上昇(インフレ)が再燃する懸念が強まっており、経済動向の見極めが必要と判断した。FRBが利下げを見送り、政策金利を据え置くのは2会合連続。
米連邦公開市場委員会(FOMC)を18、19日に開いて決めた。
2月の米消費者物価指数は前年同月比2・8%上昇で、FRBの目標(2・0%)をやや上回る水準だった。ただ、トランプ政権はメキシコ、カナダに25%、中国に20%の関税を発動したのに加え、全ての国からの鉄鋼・アルミニウム製品にも25%の関税を発動。米輸入業者が小売価格に関税コストを転嫁することで、多くのモノの値段が上昇する恐れが出ている。
FRBはピーク時に9%を超えた記録的インフレが沈静化に向かっていると判断して、2024年9月以降、3会合連続で計1%の利下げを実施。だが、年明けに発足したトランプ政権下でのインフレ再燃リスクを警戒し、1月に4会合ぶりに利下げを見送っていた。【ワシントン大久保渉】
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