任天堂は５日、新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ２」を発売した。任天堂の新型ゲーム機発売は２０１７年発売の初代「ニンテンドースイッチ」以来、約８年ぶり。任天堂は２６年３月末までにスイッチ２を全世界で１５００万台販売する見通しを立てている。

　据え置き型と携帯型の両方の特性を持つ初代スイッチの遊び方を継承しつつ、画質などのゲーム機自体の性能を向上させた。初代スイッチのゲームソフトで遊ぶことができる「後方互換性」もある。

　希望小売価格は日本語のみに対応した日本国内専用版が４万９９８０円（税込み）。海外向けの販売を想定した多言語対応版に比べ２万円安くした。大手フリーマーケットサイトを運営する３社と不正出品対策で協力するなど転売対策も強化している。

　エディオンなんば本店（大阪市中央区）では事前の抽選販売で当選したファンがスイッチ２を受け取るため、午前１０時の開店前から長い列を作った。大阪市の男性会社員（４１）は「発売日に手に入れることができうれしい。新作のマリオカートが楽しみだ」と話した。【妹尾直道】