「ほっとした」「存在感高まる」 日産工場移管、九州経済界は安堵
九州の自動車の一大生産拠点が存続されることとなった。経営再建を進める日産自動車は15日、神奈川県横須賀市の追浜(おっぱま)工場での生産を終了し、福岡県苅田町の日産自動車九州に移管・統合すると発表した。生産体制の見直しによる影響を懸念していた地元の経済団体や自治体からは、安堵(あんど)の声が聞かれた。
「追浜の機能が苅田に来るのは安心した。経済効果が期待でき、会議所としては引き続き支援する」。記者会見した苅田商工会議所の三原茂会頭は、日産の決定を歓迎した。
日産は追浜工場で生産しているノートやノートオーラ、今後生産を開始する新型キックスの移管を2027年度末までに行うと発表。三原会頭は周辺に集まる下請け業者などのサプライチェーン(供給網)に「プラス効果がある」と期待した。
九州は自動車メーカーの一大生産拠点として「カーアイランド」と呼ばれてきた。中でも年約50万台の生産能力を有する日産自動車九州は約4500人の従業員と多くのサプライヤーを抱えて地域経済を支える。
拠点の存続が正式に発表され、福岡県の服部誠太郎知事も「正直ほっとした。地元の皆さまも同様ではないか」とコメント。苅田町の遠田孝一町長は取材に「不安を抱えていた従業員や家族も一定の安心をしたのではないか」と述べた。
一方、発表後に日産自動車九州の工場から出てきた従業員は「何も聞いていない」「情報がない」「何も分からないので、答えられない」と言葉少な。「九州はいいけど、追浜はかわいそう」と追浜工場の関係者を思いやる従業員もいた。
九州経済調査協会の片山礼二郎情報研究部長は「日産の九州の工場は設備が新しく生産性が高いうえ、土地も広い。関東に比べて従業員も採用しやすく、地域子会社のため賃金水準も低い。日産は九州に生産を集約してきた歴史があり、今回の集約で九州の存在感はさらに高まる」と説明。そのうえで「九州での稼働が安定するかどうかは日産の車が売れるかどうかにもかかっており、日産の今後の販売戦略を注視したい」と話した。【松本昌樹、出来祥寿、久野洋】
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