プルデンシャル生命、間原前社長の顧問就任取りやめ 販売自粛も発表

2026/02/04 10:51 

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 プルデンシャル生命保険は4日、新規の保険販売を9日から90日間自粛すると発表した。社員や元社員合わせて107人が顧客から計31億円をだまし取っていた問題を受けた対応。ガバナンス(企業統治)や営業制度を抜本的に見直す。

 また、一連の問題の責任をとって1日付で引責辞任した間原寛前社長について、予定していた顧問就任を取りやめたことも発表した。今後は同社の業務に一切関与しないとしている。

 同社はこれまで営業実績と連動する報酬制度を導入していた。これを見直すほか、自粛中に営業社員の管理強化やコンプライアンスを浸透させる研修、教育などに取り組む。

 既存契約の保険金の支払いは続け、保障内容などの変更もないという。契約作業が進行中の手続きについては、不適切行為がなかったかどうかを本社側が確認する。プルデンシャル生命以外のグループ企業の生命保険会社は自粛措置の対象外となる。

 不正は1991年から2025年まで続いており、被害に遭った顧客は約500人に上る。被害総額の7割に当たる約23億円が顧客に返金されておらず、同社は第三者の専門家による補償のための委員会を設置した。

 引責辞任した前社長の間原氏は当初「引き継ぎ」などを理由に顧問にとどまる予定だった。同社によると、間原氏の意向で顧問就任を取りやめた。【山口智】

毎日新聞

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