石油の国内安定供給を確保へ 16日にも民間備蓄放出
日本を含む国際エネルギー機関(IEA)加盟32カ国が協調して、過去最大となる計約4億バレルの石油備蓄の放出を決めた。これに先立って約8000万バレルの放出を発表した日本で、16日にも民間備蓄の放出が始まるのは、国内の安定供給を確保する狙いだ。
経済産業省によると、まずは昨年末時点で101日分ある民間備蓄から放出を始める。赤沢亮正経産相が16日にも、石油備蓄法が定める義務量を現在の70日分から55日分に引き下げる。石油元売り大手は中東からの調達が滞っても、各社の備蓄から15日分を追加で放出できるようになる。
国家備蓄は146日分あり、当面は1カ月(30日)分を目安に競争入札でなく随意契約で放出する。石油元売りが備蓄の減り具合により購入を判断するため、実際に放出が始まるのは3月下旬以降になりそうだ。
ホルムズ海峡が事実上の封鎖状態になってから10日以上が過ぎた。政府によると、原油タンカーは中東から20日程度で日本に到着するため、米国、イスラエルとイランの軍事衝突前に通過したタンカーも、21日ごろを最後に途絶える可能性がある。紅海とアラビア海のアデン湾を結ぶ迂回(うかい)ルートは生きているが、イラン情勢次第で「完全封鎖」となる恐れもあるためだ。
日本は原油輸入量の93%がホルムズ海峡を通過する。原油相場の急騰を受け、11日には石油元売り大手がガソリンの卸値を1リットル当たり26円値上げしたことが明らかになった。原油はプラスチックの原材料にもなるため、一部の関連工場では減産が始まるなどの影響も広がり、石油元売りと政府が石油備蓄放出に向けた協議を続けていた。
石油備蓄を定めた石油備蓄法は、第1次石油危機(オイルショック)の翌1975年に制定された。78、79年の第2次石油危機で初めて民間備蓄が日本単独で放出され、IEA加盟国との協調放出を含めて今回が通算7回目の放出となる。【中島昭浩】
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