トランプ氏とプーチン氏の協議は「数日から数週間以内」 米次期高官

2025/01/13 12:20 

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 トランプ次期米政権で大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を務めるウォルツ連邦下院議員は12日放送のABCテレビの番組で、トランプ氏が意欲を見せるロシアとウクライナの停戦を巡り、トランプ氏がロシアのプーチン大統領と「少なくとも数日か数週間以内に電話協議することを期待している」と述べた。

 ウォルツ氏は、トランプ氏が「取引」を成立させるにあたっては、交渉相手との関係や対話が重要になると強調。「今後数カ月でその関係を絶対に構築する」とし、電話協議が「第一歩となり、そこから先に進むことになる」と説明した。

 またロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島を含めて、ロシアが占領するウクライナ領土の全てからロシア軍を撤退させるのは「現実的ではないと考えている」と主張し、「トランプ氏もその現実を認識している」と語った。

 ウクライナが兵員不足に直面していることにも触れ、「ウクライナが全世界に民主主義のための取り組みを求めるならば、彼らも全力を尽くす必要がある」と指摘。「前線を安定化させ、何らかの合意に達することができるようにすべきだ」と述べ、ウクライナに対して兵員不足の問題に対処するよう求めた。【ワシントン松井聡】

毎日新聞

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