LA山火事、大みそかの火事が再燃か 新年祝う花火が遠因との見方も

2025/01/13 10:10 

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 米紙ワシントン・ポストは12日、西部カリフォルニア州ロサンゼルスで続く山火事で被害が大きかったパシフィックパリセーズ地区の火災について、2024年の大みそかに起きた別の火事が強風で再燃した可能性を指摘した。元々の火災の原因は、新年を祝う花火の不始末だった可能性もあるという。

 報道によると、太平洋岸で高級住宅街があるパシフィックパリセーズ地区で1月7日に今回の山火事が始まった現場は、24年12月31日に火災が起きた場所に近かった。大みそかの火事は、消防ヘリも動員して、数時間で消し止められた。しかし、強風と乾燥した空気の影響で、再び燃焼が始まった可能性があるという。

 ただ、今回の山火事は他にも複数の現場で同時多発的に起きており、さまざまな要因が重なったとみられている。給水不足による初期消火の遅れも指摘されている。連邦アルコール・たばこ・銃火器取締局(ATF)を中心に今後、原因の調査を進める。【ワシントン秋山信一】

毎日新聞

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