核開発巡り米イランが合意 専門家による技術的な交渉を23日に開催
イランの核開発を巡る米国とイランの政府高官による2回目の協議が19日、ローマで開かれ、両国は23日にオマーンで専門家による技術的な交渉を開くことで合意した。イランメディアが報じた。その後、26日に高官同士による3回目の協議を行うという。
技術的な交渉の開始により、今後は合意成立に向けた具体的な駆け引きが活発化するとみられる。イランのウラン濃縮など核開発を制限したい米国側と、一定の核開発を「権利」だとして譲らない姿勢を示すイランとの間で、妥協点を見いだせるかが焦点となる。
19日の協議は在ローマのオマーン大使館で行われ、前回同様、米国のウィットコフ中東担当特使とイランのアラグチ外相が参加した。アラグチ氏は協議後、イラン国営メディアに「協議は前向きな雰囲気だった」と振り返り、「交渉の原則や目的などについて協議し、次の段階に進むことを決定した」と語った。
イランの核開発を巡っては、2015年に欧米など6カ国とイランの間で、核開発を制限する代わりに経済制裁を解除する「核合意」を結んだが、18年に第1次トランプ政権が一方的に離脱し、制裁を復活させた。イランは対抗措置として、核合意の制限を超えるウラン濃縮を再開。国際原子力機関(IAEA)によると、今年2月時点で、核兵器級の濃縮度90%に近い60%の高濃縮ウランを推定で274・8キロ保有している。【カイロ金子淳】
-
トランプ氏「ようやく政府を民間のように」 官僚の雇用規則改定
トランプ米政権は18日、連邦政府の重要な政策決定に携わる政治任用以外の幹部職員らについて、雇用規則を改定すると発表した。容易に解雇できる「任意雇用」の区分に切…国 際 8時間前 毎日新聞
-
北京で「世界初」の人型ロボットマラソン 内外に技術力アピール
北京市政府などの主催で、「世界初」とされる人型ロボットによるハーフマラソン大会が19日、同市で開かれた。大小さまざまな個性的なロボットたちが北京の街を疾走した…国 際 10時間前 毎日新聞
-
震災で流出の物品は「ごみ」? 英で展示のアートに使用 指摘相次ぐ
英国・ロンドンで展示されている「海洋プラスチックごみ」によるクジラのアート作品に、東日本大震災の津波で流された物品が使われていることが分かった。 作品は、海…国 際 11時間前 毎日新聞
-
米連邦地裁、代表取材の通信社枠廃止は「合憲」 AP側の訴え退ける
メキシコ湾を「アメリカ湾」に改称するトランプ米政権の方針に従わなかったとしてホワイトハウス(WH)の代表取材からAP通信の記者が締め出された問題で、首都ワシン…国 際 15時間前 毎日新聞
-
新型コロナ「中国の研究所流出」説を前面に トランプ政権HPを更新
米トランプ政権は18日、新型コロナウイルスの「真の起源」として、中国・湖北省武漢のウイルス研究所からの流出説を前面に押し出したホームページを公開した。新型ウイ…国 際 16時間前 毎日新聞