新ローマ教皇、ウクライナやガザの早期停戦を呼びかけ 祈りの集会で
新ローマ教皇レオ14世は11日、選出後初めて日曜恒例の祈りの集会に臨み、ウクライナやパレスチナ自治区ガザ地区での早期停戦を呼びかけた。バチカンのサンピエトロ広場に集まったキリスト教カトリック信徒らに向けて、「一刻も早く、持続可能な平和が実現されるよう、あらゆる努力が払われるべきだ」などと訴えた。
また、インドとパキスタンの停戦合意にも言及し、「近く行われる交渉を通じて、持続的な合意が早期に結ばれることを願う」と述べた。8日の選出直後の演説よりも踏み込み、国際情勢を強く意識した内容となった。
レオ14世は11日正午(日本時間同日午後7時)ごろ、広場を見下ろすサンピエトロ大聖堂のバルコニーに姿を見せ、こう力を込めた。「『第三次世界大戦』が断片的に戦われている今日の劇的な状況の中で、私も世界の権力者たちに繰り返し訴える。もう戦争をしないで、と」
そして「私は、愛するウクライナの人々の苦しみを心に抱いている」と語った上で早期停戦を求め、「全ての捕虜が解放され、子どもたちが家族の元に戻れるように」と願った。
ガザ情勢については、「今起きていることに深く心を痛めている」として、「戦闘が直ちに停止され、疲弊しきった市民に人道支援が届けられ、全ての人質が解放されるように」と話した。広場を埋め尽くした信者らからは大きな歓声や拍手がたびたび起きた。
レオ14世の就任式となるミサは18日午前10時(日本時間同日午後5時)から同広場で開かれ、世界各国の代表が出席する見通し。【バチカン福永方人】
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