香港警察、中国国家安全機関と家宅捜索 合同捜査は初

2025/06/13 19:26 

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 香港警察は12日、香港国家安全維持法(国安法)に基づき、香港に駐在する中国政府直属の治安維持機関「国家安全維持公署」と合同捜査を行ったと発表した。公署は国安法関連事件で香港当局に対する監督・指導権限を持つ。香港メディアによると、両機関の合同捜査が明らかになるのは初めて。

 発表によると、捜査対象になったのは6個人と組織で、2020年11月~24年6月に外国や在外勢力と共謀して国家安全を脅かした疑いがある。公署は香港警察側に支援を要請した上で、12日に6人の住居や香港・新界にある組織の事務所を捜索して銀行関連書類などを押収。関係者から事情を聴いた。6人や組織の詳細は明らかにされていない。【台北・林哲平】

毎日新聞

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