航空機異常接近は「日本が引き起こした」 中国国防省が厳重抗議

2025/06/13 23:05 

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 中国国防省の蒋斌報道官は13日、中国軍の空母艦載機が海上自衛隊のP3C哨戒機に異常接近した事案について「日本の艦艇と航空機が頻繁に接近して騒ぎを引き起こし、意図的に安全上のリスクを作り出した」と指摘し、日本側に「厳重な抗議を行った」と明らかにした。中国メディアが蒋氏の談話を報じた。

 蒋氏は「中国の空母編隊の訓練は公海上で実施されており、国際法などにも合致している」と主張。「日本側に危険な挑発行為をやめ、海上や空で不足の事態を引き起こさないよう求める」と語った。

 異常接近は7日、日本列島南の太平洋上空で発生。P3C哨戒機は中国海軍の空母「山東」の動向を警戒監視中だった。林芳正官房長官は12日の記者会見で、中国政府に対して再発防止を厳重に申し入れたとしていた。【北京・畠山哲郎】

毎日新聞

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