イスラエルのイラン攻撃 トランプ氏、核協議進展に“有効”と主張
米ニュースサイト「アクシオス」によると、トランプ米大統領は13日、イスラエルの攻撃がイランとの核開発を巡る協議を難しくするかを記者から問われ、「そうは思わない。むしろ逆だろう。彼らは今真剣に交渉するかもしれない」と述べ、攻撃が協議の進展に有効に働く可能性を主張した。トランプ氏はこれに先だって「イランはすべてを失う前に合意しなければならない」として譲歩を迫っていた。
米メディアによると、トランプ氏は13日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話協議した。協議の内容は明らかになっていない。米国は、イランが13日に報復として行ったイスラエルへのミサイル攻撃に関し、イスラエルによる迎撃を支援した。
米CNNテレビによると、トランプ、ネタニヤフ両氏は12日にも攻撃開始前を含めて複数回電話協議していた。トランプ氏は攻撃について、イランが米と核開発を巡って合意しなかった結果として起きたと考えているという。トランプ氏は攻撃の数時間前に記者団に対して、「(イランとの)合意の可能性がある限り、攻撃してほしくない」と説明していた。
ただ、トランプ氏は13日になると一転して、攻撃を好意的に捉える姿勢を示している。CNNに対しては、イスラエルの攻撃は「非常に成功した」と説明し、イスラエルを支持すると説明した。
また、ロイター通信とのインタビューでは、イスラエルの攻撃計画について「我々はすべてを知っていた。合意を成立させたかったため、イランを一生懸命助けようとした」と説明。その上で、「イランはまだディール(取引)できる。遅すぎることはない」と改めて合意に意欲を示した。
米とイランの6回目となる核開発を巡る協議は、オマーンで15日に予定されていたが、開催は危ぶまれている。CNNによると、イランとの協議を担当するウィットコフ中東担当特使は12~13日の夜通し、協議を予定通り開催するため、オマーンと連絡を取り合っていたという。【ワシントン松井聡】
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