ルビオ長官、米中外相会談「模索」 実現なら第2次トランプ政権で初
東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の会議に出席するためマレーシアを訪れているルビオ米国務長官は10日、同じくマレーシア入りしている中国の王毅外相との会談を模索していることを明かした。記者団の質問に対し、「取り組んでいる。会うかもしれない」と答えた。会談すれば、2025年1月に第2次トランプ米政権が発足して以降、初めてになる。
ルビオ氏は、ウクライナを侵攻しているロシアに対する中国の支援について記者団に問われ、「中国がロシアの取り組みを支援してきたことは明白だ。見つからない範囲でできる限りの手助けをしようとしているが、欧州や他の地域はそれに気づいている」と批判した。会談が実現すれば、ロシアへの支援をやめるよう求める見通しだ。また、東・南シナ海や台湾周辺での中国の威圧的な軍事活動などについても取り上げるとみられる。
中国は、対中強硬派で知られるルビオ氏を制裁対象にしている。両外相が1月に電話協議した際は、ルビオ氏が「米国の利益を促進し、米国民を第一に考える形で、米中関係を追求する」と伝えたのに対し、王毅氏はトランプ米大統領の言動を念頭に「大国は大国らしく振る舞い、国際的な責任を負うべきだ」などとけん制した。
トランプ氏と中国の習近平国家主席は6月5日に電話で協議し、今後相互訪問することで一致した。外相会談が実現すれば、首脳会談に向けた地ならしになる可能性もある。【ワシントン西田進一郎】
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