<1分で解説>東京などでゲリラ豪雨 目黒川に氾濫危険情報 原因は

2025/07/11 14:00 

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 気象庁は10日、東京や神奈川、埼玉など1都8県で、数年に1度しか起きないような大雨が観測されたと発表しました。帰宅時間にも重なり、多くの人が影響を受けました。今回は「記録的短時間大雨情報」を解説します。

Q 記録的短時間大雨情報って聞いたよ。どんな情報なの?

A 記録的短時間大雨情報は、気象庁が数年に1度しか起きないような大雨が観測された時に出す情報です。

Q どこで大雨が降ったの?

A 東京、神奈川、埼玉、山形、福島、群馬、山梨、岐阜、長野の1都8県で大雨が観測されました。

Q 東京ではどれくらい雨が降ったのかな。

A 杉並区では午後7時までの1時間に約120ミリ、目黒区と世田谷区では約100ミリの雨が降りました。

Q 川の水があふれる可能性もあったとか。

A 目黒川には「河川氾濫危険情報」が出され、川があふれる危険性が高まっていました。

Q 大雨の原因は?

A 関東地方まで南下した梅雨前線に向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込んだためです。上空の寒気の影響も加わって積乱雲が発生しやすく、一部では雷雨になりました。

Q 今後も大雨は続くの?

A 11日は湿った空気の影響で全国的に雲が多く、西日本から東日本の太平洋側では雨や雷雨になるところがあります。連日の猛暑は落ち着く見込みです。

毎日新聞

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