<1分で解説>豪政府、16歳未満はYouTubeも規制へ どんな内容?

2025/07/31 17:00 

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 オーストラリア政府は30日、16歳未満のインターネット利用を制限する新しい法律で、動画投稿サイト「ユーチューブ」も規制対象に加えると発表しました。法律は12月に施行予定で、インスタグラムやTikTok(ティックトック)、X(ツイッター)などが規制対象になっています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「オーストラリアの16歳未満のネット制限」を解説します。

Q ユーチューブも規制されるって聞いたよ。どんな内容なの?

A オーストラリア政府は、16歳未満の人がユーチューブのアカウントを作ることを禁止することにしました。

Q アカウントがなくても動画は見られるの?

A アカウントがなくても動画の視聴はできますが、自分で動画を投稿したり、他の利用者が投稿した動画にコメントを書いたりすることはできません。

Q どうしてユーチューブも規制対象になったの?

A オーストラリア政府は当初、ユーチューブは「教育にも役立つ」として規制対象から外していました。しかし、ネット規制当局がユーチューブで多くの子どもが暴力などの場面を含む有害コンテンツを見ているとし、対象に加えるよう勧告していました。

Q ユーチューブを運営している会社の反応は?

A 運営するIT大手グーグルは、今回の規制に強く反発していて、政府を提訴する方針も示しているそうです。

Q この法律で子どもや親が罰せられるの?

A 子どもや親には罰則はありませんが、事業者が16歳未満の利用者を排除する措置を怠るなどした場合、最大4950万豪ドル(約48億円)の制裁金が科されます。

毎日新聞

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