プーチン氏「ウクライナとの和平条件は不変」 改めて強硬姿勢を明示
ロシアのプーチン大統領は1日、ウクライナとの和平交渉を巡り、昨年6月の演説で自らが挙げた「条件」は変わらないと言及し、改めて強硬な姿勢を示した。トランプ米大統領は、今月8日までにロシアが停戦合意に応じなければ制裁を科す意向を示しているが、譲歩しない考えを示した。
露北西部カレリア共和国で、ベラルーシのルカシェンコ大統領との会談後、報道陣との質疑応答で語った。
プーチン氏は昨年6月の演説で、ウクライナの「中立化」「非同盟化」などを求めた。これらについて「条件は以前のままだ。条件というより目標だ」と述べ、「重要なことは、この危機を引き起こした原因を根絶することだ」と強調した。
侵攻の継続によって、ウクライナを事実上のロシアの属国にするのが狙いとみられる。
トランプ氏が最近、停戦に応じないプーチン氏について「とても失望している」と語ったことへの反応とみられる発言もあった。
プーチン氏は、一般論として「全ての失望は過剰な期待から生じる」と述べ、「平和的な方法で問題を解決するには、詳細な議論を交わし、公ではない交渉のプロセスの中で進める必要がある」と述べた。
プーチン氏はまた、核搭載可能な最新式の中距離弾道ミサイル「オレシニク」の量産を開始し、軍へ既に配備したと明らかにした。同盟国のベラルーシへの配備も表明し、年内に準備作業が完了する見通しとした。
露軍は昨年11月、ウクライナ中部ドニプロの防衛産業施設に対し、初めてオレシニクを試験的に使用した。当時、プーチン氏は「目標を達成した」と主張し、量産体制を確立する考えを示していた。【モスクワ山衛守剛】
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