米政府「トランプ氏は残念に思っている」 イスラエルのカタール空爆
米ホワイトハウスのレビット報道官は9日の記者会見で、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスの幹部を狙ってカタールの首都ドーハを空爆したことについて、トランプ米大統領が「残念に思っている」と明らかにした。
また、レビット氏は、ハマスの排除には理解を示しつつ、カタールは「主権国家であり、米国の緊密な同盟国だ」と擁護。カタールへの一方的な空爆は「米国とイスラエルの目標を前進させることにはならない」と指摘した。
レビット氏は「米政権は9日朝、米軍からイスラエルがハマスを攻撃しているとの連絡を受けた。不幸なことに(ハマスの拠点は)ドーハの一角にあった」と説明。米国とともに和平交渉を仲介するカタールについては「我々とともに懸命に取り組み、勇敢にリスクを負っている」と語った。
レビット氏によると、トランプ氏は空爆後、イスラエルのネタニヤフ首相とカタールのタミム首長とそれぞれ電話協議した。ネタニヤフ氏はトランプ氏に対して「早期に平和を実現したい」と伝え、トランプ氏は「不幸な出来事が和平への機会になり得ると信じている」と述べた。
また、トランプ氏はタミム氏に対して、これまでの支援や米国との友好関係に謝意を示した上で、「二度とこのような事態が起きないと保証した」という。【ワシントン松井聡】
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