日本ハム・今川優馬「この日を待っていた」 3安打3打点と躍動

2025/09/09 22:04 

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 ◇日本ハム―ソフトバンク(9日・エスコン)

 今季のパ・リーグの優勝争いを占う一戦で、この日1軍へ昇格した地元・北海道出身の5年目外野手、今川優馬が3安打3打点と躍動した。

 二回にソフトバンクに3点を先制された直後の三回、まず反撃の口火を切った。無死二塁から、ソフトバンクのエース左腕、モイネロが5球目に投じた140キロ台のカットボールを捉え、左翼線に適時二塁打を放った。

 今川のバットは止まらない。同点で迎えた五回。先頭打者で入るとモイネロの147キロの直球に反応。完璧に捉えた当たりは中越えの勝ち越し本塁打となった。六回にも適時打を放ち、約4カ月ぶりの1軍復帰戦で大活躍した。

 今季はこの日を入れて12試合の出場にとどまり打率は1割台に低迷するが、2軍では4割を超える打率をマークし大事な一戦に呼ばれた。「この日をずっと待っていました」と今川。逆転優勝に向け、日本ハムに勢いのある若手が加わった。【林大樹】

毎日新聞

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