米で拘束された韓国人ら、12日到着へ 李大統領「対米投資に影響」

2025/09/11 12:43 

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 米南部ジョージア州の韓国企業の工場で働いていた韓国人らが不法就労などの疑いで拘束された事件を巡り、韓国の李在明大統領は11日の記者会見で、外国人14人を含む330人が日本時間12日未明にチャーター機で米国を出発し、12日午後に韓国に到着する見通しだと明らかにした。日韓両政府の関係者によると、拘束された日本人3人も同乗する見通し。

 韓国外務省によると、当初は日本時間11日未明に出発予定だったが、「米国側の事情」で出発が遅れていた。

 李氏は今回の事件について会見で「(韓国)企業の立場では悩みを抱かざるを得ず、今後の対米直接投資にかなり大きな影響を及ぼす可能性がある」と述べた。そのうえで、労働者の査証(ビザ)の発給などで米側に改善を求める意向を示した。

 事件は韓国・現代自動車グループなどの工場で発生。米移民・税関捜査局(ICE)が外国人475人を拘束した。

 11日の李氏の会見は、6月4日の就任から100日に合わせて実施した。【ソウル日下部元美】

毎日新聞

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