マラソン・競歩のスタート時間が30分前倒しに 東京世界陸上

2025/09/11 11:13 

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 13日に開幕する陸上の世界選手権東京大会で、暑さを考慮し、13~15日に行われるマラソン、競歩のスタート時間を30分繰り上げる。主催の世界陸連(WA)と大会運営組織の東京2025世界陸上財団が11日、発表した。

 13日の男女35キロ競歩、14日の女子マラソン、15日の男子マラソンについて、当初のスタート時間は午前8時だったが、午前7時半に変更された。

 世界陸上財団は「暑さが和らぐはずの9月中旬にもかかわらず、今年は真夏並みの暑さが続いている。選手の準備やコンディションを考慮した」と理由を説明した。

 国内開催の国際大会では、2021年の東京オリンピックの女子マラソンもスタート時間が当初予定より1時間早い午前6時に変更となったことがある。

 今回の世界選手権は、日本国内の暑さによる選手らへの負担を懸念し、史上2番目に遅い9月中旬の開幕としていた。

 しかし、気象庁によると、6~8月の国内の平均気温は平年を2・36度上回り、1898年の統計開始以降で「最も暑い夏」に。東京都内は9月に入っても厳しい暑さが続いていた。

 WAのセバスチャン・コー会長は8月末の時点で「医療チームの判断によるが、開始を早める可能性もある」と示唆していた。【岩壁峻】

毎日新聞

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