<1分で解説>問題は「左派」 カーク氏銃撃でトランプ氏が一方的持論

2025/09/15 12:51 

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 トランプ米大統領は13日、自身に近い保守活動家のチャーリー・カーク氏が射殺された事件を巡り、米NBCテレビとの電話インタビューで「狂信的な急進左派の集団」が国内の政治的な和解を妨げていると話しました。米国では近年、保守とリベラルの政治家が政治的な暴力に巻き込まれる事件が増えており、トランプ氏は事件直後から一方的に左派への批判を強めています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「保守活動家の射殺事件後、トランプ氏が左派批判」を解説します。

Q トランプ氏はインタビューで何と言ったの?

A 「国民が癒やされることを望んでいる」と話す一方で、「私たちは狂信的な急進左派の集団を相手にしなければならない。彼らは公平に戦ったことはないし、決してそうしない」と断じ、「私たちが大勝利を収めているので(左派は)不満なのだ」と主張しました。

Q トランプ氏は他にも何か言っているの?

A 12日に出演したFOXニュースの番組でも、「左派の過激派こそが問題」だと主張し、「彼らには悪意があり、恐ろしく政治的にずる賢い」と述べていました。

Q 事件の容疑者はどんな人だったの?

A 米CNNによると、事件に関与した疑いで拘束されたタイラー・ロビンソン容疑者は22歳で、無党派として有権者登録していました。両親はトランプ氏らが所属する共和党支持者だといいます。

Q 現場には何か証拠があったの?

A 殺害現場の近くでは、タオルに包まれたライフル銃や「おい、ファシスト」などと刻印された未使用の薬きょうが複数見つかったとされます。

Q 事件の動機は分かっているのかな。

A 現時点で具体的な動機は分かっていません。捜査当局が全容解明を進めています。

毎日新聞

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