トランプ氏、アフガンの旧米軍基地奪還に意欲 「中国核施設に近い」
トランプ米大統領は18日、アフガニスタンで2021年にイスラム主義組織タリバンが復権する直前まで米軍が拠点としていた首都カブール近郊のバグラム空軍基地について、「我々は取り戻そうとしている」と述べた。詳細は明かさなかったものの、「彼らは、我々から必要としているものがある」とも語り、見返りを検討していることも示唆した。
トランプ氏は、訪問先の英国で臨んだスターマー首相との共同記者会見で、「我々は彼らに無償で譲り渡した。それを取り戻そうとしている。これはちょっとしたブレーキングニュース(速報)になるかもしれない」と語った。
さらに、タリバン暫定政権に返還を求める理由の一つとして、「中国が核兵器を製造している場所から1時間の距離にあるからだ」と主張した。
バグラム空軍基地はカブールの北約40キロにあり、1970年代に建設された。01年の米同時多発テロ後、米軍などの攻撃で当時のタリバン政権が崩壊し、米軍が拠点としていた。
一方、第1次トランプ政権は20年にタリバンと「和平に向けた合意」を結び、米軍の撤収を約束。バイデン前政権は撤収方針を引き継ぐ形で、時期は遅らせたものの、米軍の撤収を急ピッチで進めた。21年7月にバグラム基地も当時のガニ政権側に引き渡した。その約1カ月後にガニ政権は崩壊し、タリバンが復権した。
タリバンの復権を巡っては、第1次トランプ政権が結んだ合意に原因があるとの指摘は根強い。ただ、トランプ氏は米軍撤収時の混乱を「米史上最大の失態」だとして、バイデン前政権を批判している。【ワシントン松井聡】
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