<1分で解説>NY市長に急進左派のマムダニ氏

2025/11/06 17:00 

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 米東部ニューヨーク市長選で、民主党の急進左派、ゾーラン・マムダニ・ニューヨーク州下院議員が当選しました。マムダニ氏はウガンダ生まれの移民で、ニューヨークで初めてのイスラム教徒の市長となります。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「アメリカ地方選挙の結果とその意味」を解説します。

Q ニューヨーク市長になったマムダニ氏はどんな人なの?

A マムダニ氏はウガンダ生まれの移民で、ニューヨーク州下院議員を務めてきました。自分のことを「民主社会主義者」と呼び、若者を中心に支持を集めています。

Q イスラム教徒なの?

A はい。ニューヨークでイスラム教徒が市長になるのは今回が初めてです。多様な人々が住む都市で、新しい歴史が作られたといえます。

Q マムダニ氏はどんな政策を考えているの?

A 富裕層に増税することで、物価高騰に苦しむ市民の生活を助けることを目指しています。また、若者や一般市民の声を大切にする草の根の政治を進めています。

Q 「多くの人々を見捨て、ごく一部の人々のみに応える政治の時代は終わった」というマムダニ氏の発言はどういう意味なの?

A この発言は、これまで一部の人だけが得をする政治ではなく、みんなのための政治を目指すというマムダニ氏の考えを表しています。

Q 選挙の結果はどうだったの?

A 開票率91%の時点で、マムダニ氏が約50%の得票率でした。無所属で出馬したアンドルー・クオモ前知事が約42%、共和党のカーティス・スリワ候補が約7%でした。

Q トランプ米大統領はどう思ってるの?

A トランプ氏はマムダニ氏を「狂った共産主義者」と呼び、敵視していました。また、マムダニ氏の当選を阻止するため、クオモ氏への支持を表明し、スリワ氏には投票しないよう呼びかけていました。

毎日新聞

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