中国で映画「クレヨンしんちゃん」など上映見送り 高市氏発言影響か

2025/11/17 20:45 

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 複数の中国メディアは17日、アニメ映画「クレヨンしんちゃん」シリーズの最新作など邦画の上映が中国国内で当面見送りになったと報じた。高市早苗首相の台湾有事を巡る発言への反発が、娯楽産業にも広がった可能性がある。

 12月6日公開予定だった「映画クレヨンしんちゃん 超華麗! 灼熱のカスカベダンサーズ」のほか、今月下旬に公開を予定していた実写映画「はたらく細胞」も上映が延期になった。すでに前売り券が販売されていたが、各映画館が返金に応じているという。

 延期の理由は不明だが、高市氏の発言に反発を強める中国政府は相次いで対抗措置を打ち出しており、娯楽産業にも飛び火したとみられる。

 中国本土では今月14日に「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」が公開され、ヒットしていた。【北京・松倉佑輔】

毎日新聞

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