「マリノスといえば」 日産スタジアムの名称存続、地元から安堵の声
「金額が低すぎる」などと契約更新の方針に批判が噴出し、先行きが不透明となっていた横浜国際総合競技場「日産スタジアム」(横浜市港北区)の命名権。市と日産自動車は17日、「5年間で総額6億5000万円」とする新たな契約内容で最終合意に至った。
現行のスタジアム名が5年は存続する方向になり、地元サッカーファンや関係者からは安堵(あんど)の声が聞かれた。
命名権を巡っては、経営再建中の日産が現行の半額以下となる「年間5000万円」で2026年3月以降の契約更新案を示し、市側が受け入れ姿勢を示したことに市議会などが反発。市は対応を迫られ、17日、段階的に年額を積み増す方式で合意した。
山中竹春市長は報道陣の取材に「他のチームのスタジアムと比べても年額(平均)1・3億円は遜色ない金額」と、適正な契約額だと強調。「日産スタジアムの名前が残り、大変いい結果になった」と話した。一方、5年間の途中で契約が解除される場合の対処などについては「(日産と)詳細を協議する」としている。
日産スタジアムは、サッカーJ1の横浜F・マリノスの本拠地。横浜サッカー協会の鈴木栄一・専務理事(71)は、試合に運営スタッフを派遣するなど、長年協力してきたという。「ラグビーの大会やオリンピックのサッカーでも、決勝戦の場として使われている素晴らしいスタジアムだ。名前が残ってうれしい」と語った。
スタジアム近くにあるスポーツバーは、J1残留を決めた前節(9日)の試合では100人近くのファンが詰めかけて応援した。30代の男性従業員は「マリノスといえば日産スタジアム。今後も名前は変わらずにいてほしい」と期待を寄せた。
一方、スタジアム近くを歩いて帰宅していた男性サポーター(66)は、契約額について「市民としては価格が高いほうがいいが、日産の経営状況からも妥当な額ではないか」と冷静に話した。
市は今後、日産との合意内容を市議会に報告した上で、契約の詳細を詰めていくという。【矢野大輝】
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