FRBの0.25%利下げは「かなり小幅」 トランプ氏が批判

2025/12/11 12:15 

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 トランプ米大統領は10日、米連邦準備制度理事会(FRB)が同日決定した0・25%の追加利下げについて「かなり小幅だ」と記者団に指摘した。トランプ氏は政権発足当初からFRBに対し、景気浮揚効果のある利下げを求めてきた経緯があり、今回は「少なくとも2倍(0・5%)は引き下げられた」と批判した。

 トランプ氏はFRBのパウエル議長の利下げ判断が「遅すぎる」とかねて非難しており、この日も「FRBのトップは堅物だ」と不満を示した。

 FRBは9月に利下げを再開しており、12月10日の連邦公開市場委員会(FOMC)で3会合連続となる利下げを決めた。政策金利は3・5~3・75%となった。日米欧の主要な中央銀行では、一般的な利上げ・利下げ幅は0・25%とされている。【ワシントン浅川大樹】

毎日新聞

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