中国機レーダー照射巡り、日米防衛相が初協議 緊密な連携を確認
小泉進次郎防衛相は12日、中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射を巡り、ヘグセス米国防長官と約40分間電話協議した。両氏は中国の行動に深刻な懸念を表明するとともに、日米間で緊密に意思疎通し、連携していくことで一致した。
レーダー照射を巡って、両氏が協議するのは初めて。中国側は「自衛隊機が訓練海空域に接近し、飛行の安全を脅かした」などと主張しており、日米が共同して中国の行動を問題視することで、中国側の更なる軍事的な行動を抑える狙いがあるとみられる。
小泉氏は協議で「我が国周辺海空域における警戒監視活動を引き続き粛々と実施し、いかなる不測の事態にも冷静かつ毅然(きぜん)と対応していく」と伝達。両氏は中国の行動について「地域の平和と安定に資するものではなく、地域において緊張を高めるいかなる行為についても深刻な懸念を表明する」とした上で緊密な連携を確認した。
小泉氏は年明けに訪米し、ヘグセス氏と会談する方向で調整する。小泉氏は電話協議後の記者会見で「今後ともヘグセス氏との緊密な連携を通じて、日米同盟の抑止力、対処力を一層強化していく」と述べた。
小泉氏はヘグセス氏のほか、これまでにイタリアのクロセット国防相、北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長らとレーダー照射を巡ってそれぞれ協議し、強い懸念を共有している。小泉氏は会見で「我が国政府の立場について各国の理解を得ることは極めて重要だ。国際社会には我が国の立場や考えを適時適切に説明し、中国側には再発防止を厳重に求めていきたい」と語った。【竹内望】
-
日米防衛相の協議は「防衛費増額も議論」 米国防総省が発表
米国防総省は11日(日本時間12日)、ヘグセス国防長官と小泉進次郎防衛相が協議し「日米同盟の重要性を再確認し、アジア太平洋で攻撃の抑止に対するコミットメントを…国 際 2時間前 毎日新聞
-
非武装地帯や停戦監視団を明記 ウクライナ提案の和平案内容が判明
トランプ米政権が主導するウクライナとロシアの和平案に関し、ウクライナが10日に米側に提示した修正案の内容が11日、明らかになった。ウクライナのポドリャク大統領…国 際 3時間前 毎日新聞
-
米、ウクライナ東部に「自由経済圏」を提案 ゼレンスキー氏明らかに
米国が主導するロシアとウクライナの和平計画案を巡り、ゼレンスキー大統領は11日、領土問題に関する米国の提案内容を明らかにした。ウクライナ東部ドネツク州からウク…国 際 4時間前 毎日新聞
-
タイ首相が下院を解散、総選挙へ 憲法改正巡り最大野党と対立
タイのアヌティン首相は下院議会の解散をワチラロンコン国王に申請し、承認された。12日公表の官報に掲載され、解散後60日以内に総選挙が実施される。アヌティン氏は…国 際 4時間前 毎日新聞
-
「日本は同盟国」「習主席とも協力関係」 米大統領報道官が発言
米ホワイトハウスのレビット報道官は11日の定例記者会見で、トランプ大統領が「米国は強固な日米同盟を堅持しながら、中国と良好な協力関係を保つ立場にあるべきだと考…国 際 6時間前 毎日新聞













