米国務省「中国は自制働かせて」 台湾周辺の軍事演習巡り批判

2026/01/02 08:38 

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 米国務省のピゴット副報道官は1日、中国が昨年末に台湾周辺で実施した大規模な軍事演習について、「不必要に緊張を高めている」と批判する声明を発表した。トランプ米大統領は昨年12月29日、演習に関して「何の心配もしていない」などと述べ、中国に配慮する姿勢を示していた。

 ピゴット氏は声明で、中国に対して「自制を働かせ、台湾への軍事的圧力を停止し、有意義な対話に取り組むよう求める」と強調。その上で、「米国は台湾海峡の平和と安定を支持し、武力や威圧を含めて現状を一方的に変更するいかなる試みにも反対する」と訴えた。

 歴代米政権は、中国軍の台湾周辺での軍事演習に関して懸念を表明するなどしてきた。だが、中国との貿易交渉を重視するトランプ氏は、米中関係の安定化を目指す姿勢が鮮明になっている。中国は高市早苗首相の台湾有事を巡る答弁を受けて日本への威圧を強めているが、トランプ氏は中国を批判せず、距離を置いている。【ワシントン松井聡】

毎日新聞

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