ハマス、ガザ統治権限の移譲準備を指示 委員会の人選は進まず

2026/01/12 17:15 

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 パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスは11日、イスラエル側と合意した和平計画に基づき、ガザの公共サービスなどを暫定的に担う委員会に統治権限を引き渡す準備の開始を決めた。ただ、委員会のメンバーの選定は進んでおらず、スムーズに譲渡が進むかは不透明だ。

 和平計画では、ハマスはガザを統治せず、政治的に中立なパレスチナ人らで作る委員会が、ガザの公共サービスなどを暫定的に担うとされている。トランプ米大統領がトップを務める「平和評議会」が、この委員会を監督・指導し、早ければ今週にも平和評議会のメンバーが発表される見通しだ。

 委員会と平和評議会の設置は、ハマスの武装解除やイスラエル軍の撤退などを含む和平計画の「第2段階」に進む上で重要となる。イスラエルメディアなどによると、ハマスとパレスチナ自治政府の主流派ファタハとの間で委員会のメンバー選定の協議が続いているが、イスラエルは「ハマスと関わりがある」などとして一部のメンバーの選定に反対している。

 ガザ地区の戦闘は昨年10月に停戦。第1段階として、1人の遺体を除き、人質は全員解放し、イスラエル軍も後退した。ただハマスは武装解除には難色を示しており、第2段階の実施は難航することが予想されている。【エルサレム松岡大地】

毎日新聞

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