フィリピン残留日本人2世が初めて帰国 95歳、鳥取の父の墓参りへ
フィリピン残留日本人2世の神庭(かんば)ロサリナさん(95)が、日本政府の支援で父の国である日本を初めて訪問した。鳥取県出身の父は戦後にフィリピンから強制送還され、すでに死亡したことが判明している。31日までの訪問で同県の父の墓へのお参りと親戚への面会を希望している。
神庭さんは娘のデイジーさん(66)、ロシタさん(63)と共に訪日し、「日本に来られて幸せだ」と語った。娘のロシタさんは「日本はとてもきれいで平和な国で、訪日できたことに感謝したい。母に残された時間は少ないので、なるべく早く日本人と認めてほしい」と期待を示した。
神庭さんの父は戦前、フィリピン南部のミンダナオ島の麻農園で働き、母のサトルニナさんと出会い、1930年に神庭さんが生まれた。その後、父は軍に召集されてずっと不在だったが、開戦前後の40年ごろ、母が「お父さんが会いに来るよ」と言い、最初で最後の対面を果たした。神庭さんは軍服姿の父が涙を流しながら自分を抱きしめてくれたのを覚えている。
戦後の人生は苦労が多かった。今は親日国のフィリピンだが、戦後の反日感情は厳しかった。小学校に通うと「日本人が来た。隠れろ」といじめられた。フィリピン人の継父は、小学校を2年で退学させ、義理の兄弟・姉妹の面倒を見るよう言いつけた。必死で生活し、日系人会の存在を知ったのは2000年。08年に父の身元が判明したが、父母の婚姻を証明する情報が不足し、日本国籍取得は実現していない。
政府は95年からフィリピン残留日系人の日本国籍取得の支援を開始。これまでに1600人以上が取得した。一方で、取得が実現しないまま、高齢で亡くなった日系人も少なくない。25年3月時点で存命する134人のうち、約50人が国籍取得を希望している。政府は25年度から帰国支援にも取り組んでおり、帰国が実現したのは神庭さんで2人目となる。【田所柳子】
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