トランプ氏、イラン次期指導者選出に「私が関与する必要ある」

2026/03/06 10:42 

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 トランプ米大統領は5日、米国とイスラエルによる対イランの軍事作戦で死亡した同国の最高指導者ハメネイ師の後継について、自身が選出に関与する必要があるとの考えを示した。一方、イスラエル軍は5日、「イラン上空の制空権をほぼ獲得した」と表明。作戦を「次の段階に移行する」とし、さらに攻勢を強める構えだ。

 交戦は7日で開始から1週間を迎える。イランは中東全域に攻撃を拡大し、原油輸送の要衝ホルムズ海峡も事実上封鎖した。米側は体制側の幹部を多数殺害するなど戦いを優位に進めている模様だが、いまだに出口戦略は見えない。戦闘が長期化する懸念も拭えず、先行きは混沌(こんとん)としている。

 トランプ氏は米ニュースサイト「アクシオス」のインタビューで、次期最高指導者として有力視されるハメネイ師の次男モジタバ師について「軽量級だ」などと批判し、選出を受け入れない姿勢を示した。ロイター通信に対しては、イランでクルド人勢力による武力蜂起を支持する考えも表明。体制転換につなげる狙いがあるとみられる。

 米側は5日もイランの首都テヘランなど各地で激しい攻撃を行った。米シンクタンク「戦争研究所」によると、米側は弾道ミサイルや無人機の発射施設、製造拠点のほか、治安機関も攻撃しており、体制基盤の不安定化を狙っている。

 一方、イラン側も反撃を続けている。報道によると、イラクの港湾付近などで石油タンカーがイランの無人艇による攻撃を受けた。クウェートでは油が海に流出した。バーレーンでは製油所がミサイル攻撃を受け、火災が起きた。

 アゼルバイジャンでも5日、無人機4機による攻撃があり、空港や学校などに着弾して4人が負傷した。アリエフ大統領は軍に対して報復を指示。紛争激化の懸念が高まっている。

 中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」によると、イランのこれまでの死者数は1230人。イスラエルの空爆を受けるレバノンでも77人が死亡した。イラン側の攻撃による死者は米兵6人▽イスラエル11人▽クウェート4人▽アラブ首長国連邦(UAE)3人▽イラク2人▽オマーンとバーレーン1人。

 国連難民高等弁務官事務所によると、最初の2日間で少なくとも10万人がテヘランから避難したほか、レバノンでも約8万4000人が避難生活を送っている。【ワシントン松井聡、カイロ金子淳】

毎日新聞

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