トランプ氏、イランの機雷敷設艦など10隻「完全破壊」 追加攻撃警告

2026/03/11 08:20 

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 トランプ米大統領は10日、自身のソーシャルメディアで、イランの機雷敷設艦など10隻を攻撃し、「完全に破壊した」と明らかにした。また、現時点ではイランがホルムズ海峡に機雷を設置したという報告は受けていないとしたうえで、機雷が敷設されたり、速やかに撤去されなかったりした場合、「前例のない規模」の軍事的対応を取ると警告した。

 原油輸送の要衝であるホルムズ海峡は事実上封鎖されているが、実際に機雷が敷設されれば、航行がさらに困難になる恐れがある。米中央軍はX(ツイッター)で、同海峡付近で、機雷敷設艦16隻を含むイラン海軍の複数の艦艇を排除したと発表した。

 米CBSテレビは10日、イランが機雷を設置する兆候があると報じた。ニューヨーク原油先物市場では指標となる米国産標準油種(WTI)が、9日にトランプ氏が作戦の早期完了を示唆した発言を受けて1バレル=80ドル程度で推移していたが、この報道後に原油の供給不安が再び高まり、一時87ドル台まで上昇した。

 また、米CNNテレビは関係者の話として、イランがホルムズ海峡で機雷の敷設を始めたと報道。ここ数日で数十個が敷設されたが、まだ広範囲には及んでいない模様だという。

 CBSによると、イランは自国製のほかロシア製などを含め、約2000~6000個の機雷を保有しているとみられる。小型船1隻で2~3個の機雷を搭載できるという。

 トランプ氏は9日、ホルムズ海峡の安全を確保するため、「世界最高の設備で機雷を探知している」と説明した。米ホワイトハウスのレビット大統領報道官は10日、米軍が「追加的な選択肢」を検討していると述べた。

 イラン最高安全保障委員会のラリジャニ事務局長は10日、Xで、「ホルムズ海峡が平和と繁栄の海峡になるのか、それとも『戦争屋』にとって敗北と苦しみの海峡になるのかだ」と主張した。【ワシントン松井聡、浅川大樹、エルサレム松岡大地】

毎日新聞

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