家族が脅された? 豪に亡命希望のイラン選手ら、7人中5人が帰国へ
オーストラリア政府は16日までに、同国への亡命を希望し、人道ビザ(査証)を発給されたイランのサッカー女子代表選手ら7人のうち、主将を含む5人が翻意して出国したと明らかにした。現在、豪州にとどまっているのは選手2人のみという。
豪メディアによると、選手らは3月2日、豪州で開催中のサッカー女子アジア・カップの韓国戦で国歌斉唱を拒否したことから、イラン国内で「戦時中の裏切り者」と非難され、帰国後の安否が懸念されていた。このため、選手6人とスタッフ1人の計7人が豪政府に保護を求め、人道ビザが発給された。
だが、11日に選手1人が出国。14日には選手2人とスタッフ、15日には主将も豪州を離れた。マレーシアで他の代表メンバーと合流し、イランに帰国するという。
豪ニュースサイト「オーストラリア・ガーディアン」などは、イラン関係者の話として「選手らの家族が国内で脅迫された」と報道している。一方、イラン国営メディアは選手らの帰国を「愛国的な決断」と称賛し、「チームを標的とした敵の陰謀を阻止した」と伝えた。【バンコク国本愛】
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