ボーン上田賞の金子記者「引き続きシリアを見続けていきたい」
優れた報道で国際理解に貢献した記者に贈られる2025年度の「ボーン・上田記念国際記者賞」授賞式が19日、東京都千代田区の日本プレスセンタービルで開かれた。毎日新聞カイロ支局の金子淳(じゅん)記者(46)と共同通信政治部の福田公則(まさのり)記者(44)が受賞した。特別賞には日本テレビ国際部の坂井英人(ひでと)記者(39)が選ばれた。
金子記者は25年11月、24年末に崩壊したシリアのアサド政権で最後の首相だったムハンマド・ジャラリ氏に、日本メディアとして初のインタビューに成功。ボーン・上田賞委員会は、ジャラリ氏と反体制派勢力の接触後、反体制派が突然シリアを支配した「裏面の出来事」を明らかにしたと評価した。
金子記者は24、25年と2年連続でシリアで取材。24年には写真映像報道部の和田大典(だいすけ)記者も現地入りした。
金子記者は授賞式で「中東は激動の時代にある。紛争が相次ぐ中、シリア独裁政権の崩壊は中東に希望をもたらした数少ない出来事だった。だが新政権にも課題はある。ジャーナリズムに関わる者として、引き続き、自由で民主的なシリアになるか見続けていきたい」と語った。
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