香港高層住宅火災 たばこの不始末原因か 独立委が調査結果公表

2026/03/19 22:42 

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 昨年11月に香港北部の高層住宅群で168人が死亡した火災で、政府が設置した独立委員会は19日、初の公聴会を開いた。たばこの火の不始末が最も可能性の高い出火原因であるとする初期的な調査結果を公表した。香港メディアが伝えた。

 独立委の弁護士の説明では、焼けた7棟のうち火元とみられる1棟の1階にがれきがあり、その中から大量の焼け焦げた段ボールとともにたばこの吸い殻2本が見つかったという。

 電気の故障やガス漏れ、工事にともなう火花の引火による失火や放火の可能性はないといい、吸い殻の火が段ボールなど燃えやすい物に広がったとの見方を示した。

 公聴会で放映された防犯カメラの映像では、補修業者の作業服を着た男性2人が指定された場所以外で喫煙している姿が確認された。作業員の喫煙については、目撃した住民から繰り返し苦情が寄せられていたという。

 弁護士は、高層住宅群の7棟で火災報知機が切られていたり廊下の窓が補修作業の都合で勝手に取り外されていたりしたため、煙が内部に入りやすかったと分析。人為的な要因で防火効果が失われていたと指摘した。【台北・林哲平】

毎日新聞

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