金正恩氏、核保有を正当化 イラン攻撃念頭「米の侵略行為」非難

2026/03/24 08:17 

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 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は23日、最高人民会議(国会に相当)で施政方針演説を行った。トランプ米政権が北朝鮮の非核化を求めていることに触れ、「敵の甘言を拒絶し、核保有を元に戻せないよう永続化した私たちの戦略的選択がいかに正当であるかを明確に証明している」と強調し、核保有を推進してきた自身の方針を正当化した。国営の朝鮮中央通信が24日、伝えた。

 金氏は米国とイスラエルによるイラン攻撃などを念頭に「米国が今、世界各地で国家テロや侵略行為を行っている」と非難。「主権国家の尊厳と権利が一方的な強権と圧制に無力に踏みにじられている今の世界の現実は、国の存立や平和を保障するための真の担保が何であるかを明確に教えている」と訴えた。

 金政権は、米本土を射程に入れた、核弾頭を搭載できる大陸間弾道ミサイル(ICBM)を開発したとみられている。今回の発言は、核を保有することで米国の攻撃を抑止できるとの認識を示したものだ。

 一方、22日に招集された最高人民会議は23日、閉会した。朝鮮中央通信によると、憲法改正案を採択した。金氏は演説で韓国について「最も敵対的な国として認定する」と述べた。こうした方針が憲法に反映されたとみられるが、23日朝の時点で改正内容は報じられていない。【ソウル福岡静哉】

毎日新聞

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