ガザで20年ぶりの選挙 ハマスを巡る世論の動向注目

2026/04/26 08:35 

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 2年にわたる戦闘が続いたパレスチナ自治区ガザ地区で25日、地方議会選挙が実施された。ガザで選挙が行われるのはイスラム組織ハマスが勝利した2006年以来。ハマスは選挙に参加していないが、ハマスの越境攻撃をきっかけに始まったイスラエルとの戦闘で壊滅的な被害を受けた後、どれだけハマスに近い候補者に票が集まるかが注目される。

 今回の選挙は、ヨルダン川西岸の一部を統治するパレスチナ自治政府が主導した。西岸地区の全域の他、ガザでは比較的被害が少なかった中部デルバラーのみで行われた。ロイター通信によると、選挙結果は26日には判明する見通し。

 自治政府は選挙への立候補に際して、イスラエルの承認を含むパレスチナ解放機構(PLO)の指針に同意することを求めている。このため、ハマスは参加しておらず、特定の候補の支持もしないとしている。

 しかし、ロイターによると、デルバラーでは4陣営が候補者を擁立しているが、このうち一つの陣営の複数の候補者がハマスに近いとされている。

 パレスチナは07年にハマスがガザを実効支配して以降、西岸を統治する自治政府との間で分裂統治が続いている。自治政府はガザの統治にも意欲を示しており、選挙管理委員会の報道官は「主な目的は西岸とガザを同じ政治システムに統一することだ」と語った。【エルサレム松岡大地】

毎日新聞

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