仏当局、規格外コンドームなどに注意喚起 欧州で性感染症拡大

2026/08/22 14:23 

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 フランスの保健当局と消費者行政当局は21日、妊娠や性感染症を防げない懸念があるコンドームがオンラインなどで販売されているとして注意喚起する声明を出した。通販サイトが一部販売を取りやめ、店舗や薬局で販売されていた粗悪品の可能性のある26万個がリコール済みという。当局が神経をとがらす背景には、フランスを含む欧州で性感染症が増えていることがある。

 当局は、欧州連合(EU)の基準に適合していることを示すマークやフランス語の説明がないコンドーム約30種が、大手を含むオンライン通販サイトで、1000箱、4万個販売されていたと明らかにした。主にアジア系の流通業者を通じて販売されていた。当局の指摘を受け、複数のサイトが36種類のコンドームの取り扱いをやめた。

 対象には日本メーカーのオカモトと相模ゴム工業の製品も含まれる。ただし、両社とも日本では国内医療機器規制の下で製造販売している。問題とされているのは、流通業者による転売品などとみられる。

 さらにはEUの認証マークがあり店舗や薬局で売られているコンドーム2種でも、穴が開いていたり、破裂のリスクがあったりする製品が確認され、5~8月に26万個がリコールの対象になったという。

 欧州疾病予防管理センター(ECDC)によると、EU域内の淋病(りんびょう)感染者は2023年に前年から3割増、14年との比較で4倍超になるなど、欧州では性感染症の拡大が問題となっている。フランスは23年から政府が26歳未満に無料でコンドームを配布するなど予防策を強化している。【ブリュッセル岡大介】

毎日新聞

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