非武装地帯の地雷爆発「韓国の自作自演」 金与正氏が関与否定

2026/09/30 07:42 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 韓国が北朝鮮との軍事境界線付近で爆発した地雷を巡り、北朝鮮側に責任があると主張したことを受け、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の妹、金与正(ヨジョン)党総務部長は29日付の談話で「韓国軍の自作自演だ」と北朝鮮軍の関与を否定した。朝鮮中央通信が30日に伝えた。

 地雷は21日に非武装地帯(DMZ)の韓国側で爆発し、韓国軍幹部3人が負傷した。現場を調査した韓国側は「北朝鮮の地雷である可能性がきわめて高い」と発表し、「相応の措置を取る」と警告していた。

 北朝鮮は、軍事境界線を「国境」と位置づけている。与正氏は地雷爆発事件について「韓国の武装したごろつきが根拠のない結果をつくり上げた」と指摘。「我々に対する政治的、軍事的な挑発を正当化するための大義名分を作り出している」と訴えた。

 そのうえで「国境」を守る部隊が韓国軍への反撃手段を増強する措置を取ると宣言。「韓国軍のごろつきが我が軍人に対して射撃をするなら、我が国境部隊は即座に容赦ない報復を加える」と警告した。

 北朝鮮軍は、韓国との有事に備えて軍用道路や防壁の建設、地雷の埋設などを進めている。韓国軍はこれまで複数回にわたり、北朝鮮兵が軍事境界線を越えて韓国側に侵入したと発表してきた。与正氏はこれについても「たった一度も国境線を越えたことがなく、明白な言い掛かりだ」と否定した。【ソウル福岡静哉】

毎日新聞

国際

国際一覧>

写真ニュース