公明、大阪の4小選挙区撤退せず 3区は浮島氏 衆院選で維新全敗も

2025/01/20 19:34 

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 公明党の北側一雄・関西方面本部長は20日、昨年の衆院選で日本維新の会と全面対決して敗れた大阪の4小選挙区について、次期衆院選でも引き続き公認候補を擁立すると表明した。4小選挙区は大阪3、5、6、16区で、3区のみ佐藤茂樹副代表(65)から浮島智子衆院議員(61)=比例近畿=に交代する。

 北側氏は大阪市内であった大阪府本部の新春の集いで、「『小選挙区での世代交代を』との(佐藤氏の)強い意向を受けた」と説明、「次期衆院選で必ず議席奪還を実現する」と決意を述べた。近く浮島氏が大阪3区総支部長に就任し、佐藤氏は党副代表として政治活動を続ける。5区は国重徹(50)、6区は伊佐進一(50)、16区は山本香苗(53)の各氏が引き続き総支部長を務める。

 「常勝関西」と呼ばれる強固な地盤を築いてきた公明だが、昨年の衆院選では候補を擁立した大阪の4選挙区で維新候補に全敗。大阪の小選挙区で公明が議席を失ったのは、旧民主党が政権交代を果たした2009年以来だった。【藤河匠、長沼辰哉】

毎日新聞

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